今、人気の中古リノベ
なぜ「中古戸建て+リノベーション」が人気なの?
従来、日本では「マイホームといえば新築」という価値観が根強くありました。
しかし、いまでは「中古を買ってリノベーション」を選ぶ方が増えています。
中古の戸建住宅を購入し、リノベーションして住むことは、新築と比べてどんなメリットがあるのでしょうか?
①中古住宅は価格が安い
国土交通省「平成29年度住宅市場動向調査」によると、
中古戸建住宅の平均購入資金は、2,857万円。
一方、新築の場合は、建売分譲住宅が3,840万円、注文住宅が4,334万円です。
中古と新築では、1,000〜2,000万円の差があります。(※すべて土地代込みの価格)
一般に、建物の資産的な価値は年数に応じて減じていくため、築古の建物ほど価格は安くなります。20年以上経過すれば、建物そのものの価格はほぼ底値まで下降します。
国土交通省のレポート「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」によると、木造住宅はとくにその傾向が強く、築20年の中古物件は、ほぼ土地代のみで購入できるということです。
築20年経過の中古戸建をリノベーションすれば、「土地代+リノベーション費用」で、新築同然の家を手に入れることができます。
さらに、建物自体の価格は底値を迎えているため、将来売りに出す際に損をする心配がなく、資産価値が安定しています。
②立地の良い物件が豊富
新築を建てるため、土地を探すのは簡単なことではありません。
駅の近くや都心部へのアクセスが良いエリアは、すでに住宅や商業施設で埋まっており、土地の余剰がほとんどないのが現状です。
ようやく土地が見つかっても、広さが充分でなかったり、用途地域の条件によって、建物の床面積や高さに制限が設けられたり、という可能性もあります。
中古住宅を購入することは、すでに住宅が建てられている条件のよい土地を、その建物ごと購入できるということ。
建物を壊して建て替えるのではなく、基礎や構造、活かせる部分には手を加えて使うことで、工事費用も抑制できます。
③理想の住まいを自由にデザインできる
リノベーションは既存の住宅を活かすといっても、壁紙や床の張り替えといった表層的なリフォームだけではありません。
キッチンやトイレなど、水回りの設備機器をより高機能なものに交換したり、構造部分を補強して耐震性や耐久性を高めたりと、まったく新しい価値をもった住宅へと生まれ変わらせることができます。増築や減築によって、家の大きさを変えることだって可能です。
注文住宅も自由に設計することは可能ですが、先ほど見た通り高額のコストがかかります。
その理由は、基礎部分を含め、すべてゼロからつくり上げなくてはいけないから。
一方「中古を買ってリノベーション」は、既存の活かせる部分を利用するため、工事費用を最小限に抑えることができます。
戸建てリノベの費用の相場は?
戸建てリノベーションを行う場合、建物の構造や痛みの度合いによって、かかる費用には差があります。リノベーションの内容を「どれくらいこだわるのか?」という点でも、その差は人それぞれです。
中古マンションのリノベーションと異なり、戸建ての場合は、建物の外観から生まれ変わらせることができます。そのため、マンションに比べると「費用の相場はいくら」と言いにくいところがあるのです。
戸建てリノベーションにかかる、おおよその費用を知りたいという場合、まずはリノベーション会社で見積もりを出してもらうのが正解です。
自分の理想の住まいやリノベーションしたい箇所を担当者に伝え、どの程度のお金がかかるかを把握し、そこから検討していくのがベター。
まとめ
今回は、戸建てリノベーションのメリット・デメリットをはじめとした情報をお伝えしました。
戸建てを買ってリノベーションする場合は、自由度が高い一方で、断熱や耐震、建物の構造部の補修など、高度な技術が必要となってきます。
そのため、想像通りの希望を叶えてくれるリノベーション会社が少ないのが現状です。
「こんな工事はできるのかな?」といった疑問・ご希望がある方は、ぜひお気軽にアースデザインへご相談ください!
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