アースは家電製品の漏電や二次災害を防ぐために、電気の逃げ道を作る重要な役割を担っています。
アース付き電子レンジを購入したものの、コンセントがアースに対応していない、なんていう賃貸物件も少なくありません。
しかし何もせず放置してしまうと、思わぬ事故につながる可能性があるので注意が必要です。
今回は、アースがないコンセントの対策方法と賃貸での注意点について紹介します。
賃貸で電子レンジのアースがないときの解決方法とは?
コンセントにアースがない場合は、増設するかアースが付いたコンセントプラグに交換するかの2つの方法があります。
いずれの方法も高度な技術が必要となるため、電気工事士の資格を持っている人でなければ作業ができません。
資格がなければプロに依頼することになりますが、資格の有無や損害保険に加入しているかどうかなどを確認しながら慎重に選びましょう。
コンセントにアースがあっても、コードが短くて届かないことがあります。
電子レンジを移動させるのも一つの手ですが、間取りの都合で動かせないときは、アースを長いタイプに交換してみてください。
アースにはネジの大きさや線の太さなどの種類があるため、事前にチェックしてから購入しないと失敗してしまいます。
アースは電子レンジの後ろ側にネジで固定されているものがほとんどなので、ドライバーですぐに外すことが可能です。
賃貸の場合は要確認!電子レンジのアースをつなげるときの注意点
賃貸にお住まいで業者にアース工事を依頼するときは、事前に管理会社や大家さんに連絡して許可をもらいましょう。
無断で工事を進めてしまうと契約違反となり、大きなトラブルに発展する場合もあるので、先に話を通しておくことが重要です。
事前に問い合わせておくと工事に必要な建築図面を提供してもらえるので、業者との打ち合わせがスムーズに進みます。
もし許可が下りなかったときは、プラグタイプの漏電遮断器を活用しましょう。
コンセントに差し込むだけで手軽に漏電対策ができ、一つ持っていれば引越し先でも使えるので便利です。
賃貸は部屋を自由に使えないので不便に感じるかもしれませんが、万が一のときのためにもできる限りの対策をしておきましょう。